高齢者虐待防止のための研修として「なぜ高齢者虐待がおこるのか」をテーマに、認知症・身体拘束適正化委員会の全体会を行いました。
家庭内における高齢者虐待に関する調査を分析した内容をもとに、施設における共通点などを洗い出し、虐待発生の原因や理由を探りました。
施設における虐待の原因として、職員の知識不足やストレスなどが指摘されていました。
その中でも職場環境や人員不足に由来するストレスから行う虐待は、本人が罪悪感を感じながらも行ってしまうケースがあり、
対策が困難な事例が多いのではないかと考えらています。
幸い南楓苑では、今まで虐待の報告事例はありませんが、表面化しにくいケースも多く、当苑でいつ起きても不思議はないという
考えのもと、これからも「虐待防止マニュアル」を周知し防止に取り組んでまいりたいと考えております。
また、毎年行っている「ストレスチェック」をもとに、職員の心の健康状態を適切に把握し、より働きやすい職場環境を目指してまいります。